カントー:タイの呪物「クマントーン」に酷似の人形71体を押収

2021/04/08 14:17 JST配信

 南部メコンデルタ地方カントー市カイラン区(quan Cai Rang)警察は5日、フンフー街区(phuong Hung Phu)にあるマンションの一室の立ち入り検査を実施し、人形に精霊が宿るというタイの呪物「クマントーン(Kumanthong)」そっくりの人形71体を発見・押収した。

イメージ写真
イメージ写真

 部屋の住人のタイ・ティ・イエン・ニーさん(女性・24歳)は、ここでドールショップを運営している。ニーさんは立ち入り検査で、人形の出所を証明するインボイスなどの合法的な書類を提示できなかった。

 このところ、ベトナム国内でクマントーンを悪用した迷信が流行している。4月30日には、クマントーンを題材としたビクター・ブー(Victor Vu)監督のベトナム映画「The Guardian(原題:Thien Than Ho Menh)」が公開される予定だ。また、2019年にもクマントーンが題材のベトナム映画「Kumanthong(原題:That Son Tam Linh)」が公開され、話題となった。

 さらに、2月末にはベトナムの有名ユーチューバー(YouTuber)が「学力向上が叶うおまじない」としてクマントーンの人形に飲み物を飲ませるという内容の動画を投稿。動画を視聴した保護者たちから批判が相次ぎ、騒ぎが大きくなったため、警察などの当局が調査に乗り出す事態に至った。

 なお、これに便乗し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などでクマントーンに関する作り話を流布し、クマントーンの人形を数百万VND(100万VND=約4800円)で売り付けるといったケースも発生している。

 クマントーンは、本来は死産した胎児をミイラにして金箔を貼った呪物のことで、子供の霊が宿り、災いなどから身を守ってくれる幸運のお守りとされる。ミイラの代わりに胎児や幼児を模した人形を利用し、タイでは人気が高い。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方クアンナム省教育訓練局は、生徒の間で学業成就祈願を目的とした呪物信仰が流行っている...
 ベトナムの有名ユーチューバー(YouTuber)が動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」 で迷信を広める...
 ベトナムで10月9日に公開されたホラー映画「That Son Tam Linh(英語:Kumanthong)」が、タイ、ラオス、...

新着ニュース一覧

 南部メコンデルタ地方アンザン省警察は15日、同省フーコック特区(đặc khu Phú Qu̔...
 ベトナムでは、北部山岳地帯の在来種であるフモン(H’Mông)牛を日本の「和牛」や韓国の「韓牛」の...
 イタリア海軍のパオロ・タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦「ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレ(Giova...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部地方クアンガイ省には、かつてソビエト連邦(ソ連)から寄贈されたヤシ林がある。企業からヤシ林を...
 米系総合人材会社マンパワーグループ(ManpowerGroup)が発表した2026年10~12月のベトナム雇用予測調査...
 ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は15日、ハノイ市と南中部地方ラムドン省ダラットを結ぶ...
 2026年8月に全国で新規設立された外資企業および支店、営業所、駐在員事務所の数は、前月比▲13.3%減、...
 おしぼりのレンタル・企画開発を手掛けるFSX株式会社(東京都国立市)は、使い切りポケットおしぼりの生...
 日本の財務省が発表した2026年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+80.0...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は15日、ハノイ市の国家主席府で、国賓としてベトナムを訪問したタイのマ...
 「かっぱ寿司」などの飲食店の経営を手掛けるカッパ・クリエイト株式会社(神奈川県横浜市)は、グループ...
 地場不動産開発会社のサコムリアル不動産[SCR](TTCランド=TTC Land)は15
 北中部地方タインホア省クアンビン村(xã Quảng Bình)の省道511号線沿いで9月9日午前8...
 米総合不動産サービス大手のジョーンズ・ラング・ラサール(Jones Lang LaSalle=JLL)が発表した「2026...
 政府は9月11日、5~6歳児の幼児教育普及、義務教育、非識字解消に関する政令第353号/2026/ND-CPを公布...
トップページに戻る