北カリフォルニア地方裁判所は3月末、ベトナムで度重なる未成年者相手の買春を行ったとして、ポール・ボドナー被告(男・66歳)に禁固11年の判決を言い渡した。
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ボドナー被告は、買春目的の違法ツアーに参加して海外で違法買春を行った罪など問われていた。被告は度々ベトナムに渡航して、ホーチミン市で少年を相手に買収行為を行っていたとされる。
在ホーチミン米国総領事館や米国国土安全保障省(DHS)傘下の国土安全保障調査部(HSI)、ベトナム公安省による調査結果によると、被告は2010年から2019年にかけて少年売春目的で頻繁にベトナムを訪れていた。2016年に事情聴取された際は、少年愛好者であることは認めたが、性行為に及んだことは否認。
その後、国土安全保障調査部が被害に遭った少年らを発見して聞き取り調査を実施。被告はケヴィンという偽名を使って少年らに接触し、ホテルに誘い入れて性行為に及び、さらに写真を撮るなどした。ことが終わると、被告から口止め料としてお金やプレゼントを渡されたという。
また、被告は犯行発覚を恐れて証拠を捏造したほか、少年らに取り調べを受けた際は嘘の年齢を言うよう指示するなどしていた。なお、被告は2021年6月に起訴内容を認めていた。