政府官房は26日、南中部カインホア省ニンホア郡で操業する韓国系ヒュンダイ・ビナシン造船社(HVS)の工場が排出した銅スラグ(船舶の研削材)による環境汚染問題に関するホアン・チュン・ハイ副首相の指示を通達した。
それによると、ハイ副首相は同社に対し、各関連機関・企業と協力し銅スラグの処理または再利用案を作成・実施し、2010年末までに廃棄したすべての銅スラグを処理、同時に今後は銅スラグを廃棄しないよう指示している。
また、カインホア省人民委員会に対しては、同社が提案した銅スラグの処理または再利用案の環境影響評価報告書を審査すると共に、同社が環境保護規定を順守しているか検査を定期的に行うよう求めている。さらに、同人民委にはベトナム造船産業グループ(ビナシン)、HVSと協力し、銅スラグによる粉じん被害を受けている地域住民の移住案件を実施するよう求めている。