ラムドン省:異常発生したハエに脅かされる村

2008/06/08 08:23 JST配信

 中部高原地方ラムドン省ドクチョン郡ダーロアン村ではこの1カ月、ハエの大群に脅かされて日常生活もままならない異常事態が続いている。同村在住の女性トゥイさんは、いくら気を付けていても食事にハエが入ってしまい、子どもが毎食泣きながら食べていると憤まんやるかたない様子で話してくれた。トゥイさんの家では毎日ハエを退治しているが、その量は重さにして3キログラムにもなる日もあるという。また、村人らはハエが屋内に侵入しないように昼間でも窓や扉を固く閉ざして不便な生活を余儀なくされている。

 ダーロアン村人民委員会のグエン・バン・ヒエップ主席によると、ハエの大量発生は毎年のことだが、通常雨季に入れば自然に姿を見せなくなるにもかかわらず、今年は雨期に入って1カ月近く経っても異常なほどの大量発生が続いているという。原因は、村内にあるダーロアン社が石灰によるハエの卵駆除を行わずに鳥のふんや卵などを肥料として茶畑にまいたためとみられている。

 同村人民委はこの問題を重視、5月27日には調査チームがダーロアン社に対し肥料の適切な処理を指導した。しかし、同社が殺菌・消毒とふんの埋め立てを行い、周辺住民に殺虫剤を配布した後もハエが減る様子はないという。村では防護ネットを設置するよう村人に勧めているが、これでは根本的な解決にならないと不満が高まっている。

[VnExpress, 2/6/2008, 09:59 GMT+7]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム人民軍第2軍区諮問部は20日以降、中国との国境地域に位置する西北部地方ディエンビエン省ムオ...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る