ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市に台風が上陸した場合の対策についての会議を行った。同市洪水・台風対策委員会の副委員長を務めるレ・タイン・リエム農業農村開発局長によると、台風が上陸した場合、住民の避難が必要とされる危険区域は市内に333カ所あるという。市の対策案によれば住民の避難先は市内に577カ所あるとされているが、現時点で具体的な避難計画を提出している区はトゥードク区、9区、12区の3つの区に過ぎない。
同委員会の委員長である同市人民委のグエン・チュン・ティン副主席は各区・郡の人民委員会に対し、災害危険区域の住民避難計画を優先的に準備するよう求めるとともに、「今後実施する検査の際、住民に避難計画が周知されていない場合は、その地区の台風対策責任者の責任を問う」と厳しく対応する姿勢を示した。