- 米ワシントンD.C.で19~22日に実施
- 経済・貿易の重要課題を中心に意見交換
- ジエン商工相と米通商代表部代表が会談
ベトナム商工省は、ベトナムと米国が米ワシントンD.C.で19日から22日まで実施していた相互関税の二国間協定に関する第2回交渉を終了したと発表した。
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今回の交渉では、これまでに提起された全内容について意見交換が行われた。両国は、相手国の政治体制や発展度合いを尊重しつつ、利益の均衡と国際法の順守を前提とする誠意ある姿勢のもと、協議に臨んだ。
また、現行政策に関する情報共有、双方の関心事項に関する包括的なアプローチの議論や協定草案の文言を明確化し、交渉の加速を目指した。経済・貿易の重要課題を中心に、率直かつ建設的な意見交換が行われた。
交渉の最終日には、ベトナム政府交渉団の団長を務めるグエン・ホン・ジエン商工相と米通商代表部(USTR)のジェミソン・グリア代表が会談を行い、これまでの交渉成果を確認するとともに、次回交渉の焦点分野を特定し、6月上旬に次回交渉を実施する方針で一致した。
グリア代表は、米国が関心を寄せる諸課題への対応におけるベトナム側の誠意と努力を評価し、できる限り早期に成果を得るためにも、技術レベルだけでなく大臣級の協議も含め、両国間の対話をさらに強化していくことを希望した。