- 全体として建設的かつ前向きに進展
- オンライン会合で残る課題の協議を継続
- 大臣級の三者会談も実施
ベトナム商工省は、ベトナムと米国が米ワシントンD.C.で9日から12日まで実施していた相互関税の二国間協定に関する第3回交渉を終了したと発表した。
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今回の交渉は、全体として建設的かつ前向きに進展し、すべての分野で意見の隔たりが縮まったという。両国は、それぞれの関心事項について率直に意見を交わすとともに、双方が受け入れ可能な解決策を模索するための説明や分析にも時間をかけた。
両国は今後、オンライン会合を通じて残された課題の協議を継続し、商工大臣レベルのオンライン交渉に備えることで一致した。
交渉最終日には、ベトナム政府交渉団の団長を務めるグエン・ホン・ジエン商工相が、米国のハワード・ラトニック商務長官および米通商代表部(USTR)のジェミソン・グリア代表と三者会談を行った。この三者会談は、米国が初めて提案した大臣級による新たな交渉形式として、注目を集めている。
この会談でジエン商工相は、交渉の進展を促すための具体的な提案を提示した。米国側は、ベトナムの誠意ある姿勢と努力を評価し、提案内容について基本的に同意した。これらの提案は、今後の協議を進め、最終的な合意形成に向けた重要な基盤となるとして、両国は引き続き実務レベルでの協議を強化していく方針を確認した。