- バクニン省で建設中のザービン国際空港
- 4Eクラスから4Fクラスに引き上げ
- 高速道路・鉄道・メトロとも接続
建設省は、北部紅河デルタ地方バクニン省で建設中のザービン国際空港における2050年までを視野に入れた2021~2030年の開発計画の調整を承認する決定第1737号/QD-BXDを公布した。
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最大の変更点は、同空港における国際民間航空機関(ICAO)が定める飛行場基準コードを4Eクラスから4Fクラスに引き上げたことだ。これにより、ボーイングB747型機やB777型機、B787型機、エアバスA380型機、A350型機、A321型機などの超大型旅客機と、政府専用機や特別機の離着陸が可能になる。
ベトナム国内で4Fクラスとして開発が指定されている空港は、◇ザービン国際空港、◇チューライ空港(南中部地方ダナン市)、◇ロンタイン国際空港(東南部地方ドンナイ省)の3か所となる。
調整後のザービン国際空港開発計画では、2021~2030年期に全長4000m・幅45mの滑走路「06L/24R」と、全長3500m・幅45mの滑走路「07R/25L」を整備する。
2050年までに、新たに全長3500m・幅45mの滑走路「07L/25R」と、全長3650m・幅45mの滑走路「06R/24L」を追加で整備する。
なお、ザービン国際空港は、ハノイ市と北部の港湾都市である北部紅河デルタ地方ハイフォン市を結ぶ高速道路網に直結するほか、旅客ターミナル付近に都市鉄道(メトロ)の駅を設置し、国家鉄道とハノイ市のメトロとの接続を図る。