- 世界規模で顕在化する社会課題の解決
- イノベーション人材育成を通じた社会貢献
- AIを中心とする研究テーマの検討も
ベトナムのIT・ソフトウェア大手のリッケイソフト(Rikkeisoft、ハノイ市)の日本法人である株式会社リッケイ(東京都港区)と、学校法人立命館(京都府京都市)はハノイ市で10日、連携・協力に関する協定を締結した。
![]() (C) リッケイ |
この協定は、世界規模で顕在化する社会課題の解決と、それを体現する次世代を担うイノベーション人材育成を通じた社会貢献を、国境を越えて推進することを目的としている。
協定に基づく連携内容は以下の通り。
◇最先端情報通信分野などにおける教育・研究プロジェクトの実施
◇立命館が設置する学校内における人材発掘および育成施策の実施
◇立命館およびリッケイの職員だけでなく、立命館大学に所属する大学院生・学生をプロジェクトメンバーとする社会課題解決型プロジェクトの組成
◇ベトナムおよび日本をハブとしたグローバルな社会貢献
両者は協定をもとに、人工知能(AI)を中心とする研究テーマの検討や人材育成に関する新たな施策、寄附講座の設置に向けた協議を開始している。さらに、立命館アジア太平洋大学(APU)や大阪いばらきキャンパス(OIC)の施設を活用した連携も検討しており、今後の具体的な協働を通じて、国際的な社会課題解決と人材育成を進めていく。
なお、リッケイの代表取締役社長のブイ・クアン・フイ氏は、国際協力機構(JICA)のIT人材育成プログラム第1期生として立命館大学を卒業している。