ホーチミン市人民委員会はこのほど、地下水に代わる新たな水源開発目標を盛り込んだ「2008~2010年ホーチミン市水供給計画」を発表した。
それによると、地下水の取水量を抑制するため、関連当局に2つの案を検討するよう指示している。第1の案では、2010年までに新たな水源の開発に3兆7880億ドン(約250億円)を投じて地下水の1日当たり取水量を現在の52万立方メートルから10万2500立方メートルに引き下げ、6兆2740億ドン(約410億円)を投じて約500キロメートルの新たな給水管を敷設するとしている。
第2の案は、水源開発に4兆6880億ドン(約300億円)を投じて1日当たり地下水取水量を10万立方メートルに引き下げ、7兆4230億ドン(約480億円)を投じて700キロメートルの給水管を敷設する。
現在、同市では地下水取水量が自然に補給される水量を大幅に上回っているため、水質悪化や地盤沈下などの問題が発生している。