中央気象台は17日、台風21号(ノウル、ベトナムでは台風10号)が同日午後4時ごろカムラン(南中部カインホア省)からファンラン(東南部ニントゥアン省)にかけての地域に上陸し、その後急速に勢力を弱め熱帯低気圧に変わったと発表した。カインホア省やニントゥアン省では、同日午前から降り出した雨の降水量が40~100ミリに達した。
中央気象台は16日に「台風21号は18日昼ごろまでに南部に上陸」する恐れがあると予報しており、今回も的外れな予報となった。台風や大雨に関する同気象台の予報がはずれたのは、9月末の台風16号(メーカラー、ベトナムでは台風7号)から数えて今回が5回目。また、最も気象情報が必要とされた17日には同気象台のウエブサイトが終日アクセス不可能になるなど、お粗末な仕事ぶりが目立っている。