東南部ビントゥアン省人民裁判所は23日、今年6月2日に同省ハムタン郡タンギア町の国道1A号線で起きた長距離バスとコンテナ車の正面衝突事故で起訴されたコンテナ車運転手のファム・サン被告に懲役10年を、助手のブー・ホアイ・ナム被告に懲役15年の判決を出した。また、2人の被告とコンテナ車のオーナーに対し、各被害者への賠償金合計20億ドン(約1000万円)を支払うよう命じた。この事故ではバスの乗客15人が死亡、22人が負傷している。
検察の論告書によると、ミンティン社は6月1日に運転手のサン被告に対し、南中部カインホア省カムラン町からホーチミン市までコンテナ車を運転するよう指示していたが、サン被告は2日未明に出発する際、ナム被告が運転免許を取得していないことを知りながらナム被告に運転を任せていた。事故当時は雨が降っており、ナム被告は運転を誤って反対車線にはみ出し長距離バスとの正面衝突事故を引き起こした。
当初は、長距離バスが反対車線にはみ出してコンテナ車に衝突したと報道されていた。