メコンデルタ地方ベンチェ省交通運輸局のファム・バン・ロン局長は8日、同省とティエンザン省の堺を流れるティエン川に建設されたラックミエウ橋(国道60号線)が開通する今月19日以降、これまで100年余りにわたって活動してきたラックミエウ・フェリーの運航を終了すると明らかにした。
これに伴い、現在同フェリー乗り場で働いている従業員132人が解雇(うち6人は定年退職)されることになる。ベンチェフェリー社は、このうち50人を同省内の他のフェリー乗り場で再雇用する方針を示している。また、ラックミエウ橋BOT(建設・運営・譲渡)社も60人を同橋の通行券販売や清掃の要員として雇うことに同意している。その他の失業者や退職者には、同省人民委が総額約65億ドン(約3400万円)の手当てを支払うという。
運航されていた14隻のフェリーは、3隻がコーチエン・フェリー乗り場(同省~チャビン省間)に、5隻がハムルオン・フェリー乗り場(ベンチェ町~モーカイ間)に場所を移して運航される。残りの6隻も旧正月(テト)明けに他の地域で利用されることになっている。