中国産農産物の輸入急増で、保護策導入すべきの声

2010/11/18 10:56 JST配信

 キャベツやネギなど国内で生産できる多くの農産物の輸入量が急増している。特に中国からの輸入が多く、このままでは国内農業に悪影響が及ぶとして、多くの専門家が保護策を導入すべきだと声を上げている。その中にはアンチダンピング調査を開始すべきとの意見もある。17日付トゥオイチェー紙電子版が報じた。

 ベトナム商工会議所(VCCI)法制度課のチャン・ヒュー・フイン課長は、輸入量の多い少ないを問う前に食品衛生安全面の管理に問題があることは明らかだという。農産物を輸入する場合、衛生安全管理と検疫をしっかり行うことは世界の常識になっており、ベトナムも品質基準を策定し基準を満たしたものだけを輸入すべきだとしている。

 フイン課長はまた、世界貿易機関(WTO)でも国内製品を保護する2つの方法(関税と非関税障壁)が認められているとし、関税をかけるべき農産物を見直す必要があると指摘。さらにアンチダンピング調査の実施も検討すべきとしている。

 商工省競争管理局消費者保護課のブー・ティ・バック・ガー課長は、輸入農産物の検査が税関ではなく、国内市場に出回った後のサンプル検査に留まっている現状を問題視し、法制度上の欠陥で見直しが必要だと主張。また、中国産農産物の影響を受けている組織・協会・個人などに対し、実態を示すデータを収集したうえで競争管理局に調査と対策を求めるよう勧めている。

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