委任状の偽造見抜けず出金、銀行は責任認めず

2010/12/23 11:38 JST配信

 偽造したIDカードや委任状などを用意した男が今年11月、アジアコマーシャル銀行(ACB)のゾンバン技術社の口座から1億ドン(約40万円)の現金を勝手に引き出していたことが分かった。しかし銀行側はこの事実については認めているものの自行の責任については認めず、警察の結論を待って解決を図るとの態度を示している。21日付ラオドン紙電子版が報じた。

 ゾンバン社のグエン・タイン・ヒエウ社長は、ACBホーチミン市バンラン支店の自社口座から知らない間に1億ドンが引き出されているのを発見した。日付けは11月13日で、チャン・ホアン・ミンと名乗る男が引き出していた。ヒエウ社長は直ちに同支店に連絡を取り、この男は社員ではなく現金の引き出しを委任したこともないと伝えた。

 ヒエウ社長が調べたところによると、男は11月12日に紹介状(偽造)を持って同支店を訪れ現金を引き出そうとしたが、口座所有者のIDカード番号などの情報とサイン、社印のある委任状を求められていったんあきらめ、翌13日に偽造した委任状を使って1億ドンを引き出したという。

 ヒエウ社長は「もし行員がしっかり委任状を検査・確認していれば、こんなことは起こらなかったはず」と話す。同社長は昨年11月に戸籍の住所をホーチミン市に変更したため新しいIDカードの発給を受け、銀行に各情報の変更手続きも済ませていた。偽造された委任状に書かれていた情報は、変更前のものだったという。

 同支店は警察の結論を待つとしているが、警察が男を発見できなかった場合にはこのまま責任逃れをするつもりなのだろうか?

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