日本人ビジネスマン、地震直後にも訪越

2011/03/17 06:18 JST配信

 東北地方太平洋沖地震発生以降、日本国内は混乱が続いているが、ベトナム企業との商談の約束を守るべく訪越を決行した5人の日本人ビジネスマンがいる。14日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。

 5人は11日に成田からベトナムへ発つ予定だったが、1人は成田空港で地震に遭い空港で21時間、1人は東京へ向かう新幹線の中で10時間の待機を余儀なくされた。中には一部の親類と未だ連絡がつかない人もいる。しかし、日本人ビジネスマン5人は親類や友人の安全を祈りながら、東南部バリア・ブンタウ省で商談の約束をしていたベトナム企業を訪問するために、訪越を中止することはなかった。

 成田空港までの交通網が完全に麻痺していたため、5人は4~5時間歩いて空港に向かった。そして、成田~ベトナム線の運行が再開された第1便でベトナムに亘り、ベトナム企業と商談を行った。「ベトナムのパートナーが私たちとの商談を待望している。ベトナムに行くと約束をした以上守らなければないのでね。」と話す日本人ビジネスマンの責任感に対するベトナム企業の信頼が増したことは言うまでもない。

[Le Nam, Tuoi Tre, 06:37 (GMT+7) 14/3/2011, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 日本の11日午後に発生した東北関東太平洋沖地震のニュースはベトナムでも大きく注目されている。地震と...
 海外労働管理局のレ・バン・タイン副局長は、13日夕方ラオドン紙とのインタビューの中で、現在日本には...
 在日ベトナム大使館は13日、日本で暮らすベトナム人、特に東日本大地震の被害を受けた地域のベトナム人...
 11日午後、マグニチュード 9.0を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、日本では大津波による被害が...
 11日午後に発生した東北関東太平洋沖地震を受け、ベトナム国家主席は日本政府に哀悼の声明を発表した。...

新着ニュース一覧

 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.20%上昇、前...
トップページに戻る