ハノイ市市場管理支局はこのほど、ドンダー区ホアンカウ通りのタインティン輸出入貿易社を立ち入り検査し、60品目以上の密輸入冷凍食品が国内産食品に偽装されていた現場を摘発した。3日付ラオドン紙電子版が報じた。
管理支局は現場で、ワニ、ダチョウ、ウサギ、ヤギの肉、各種水産物など60品目の冷凍食品数トン(t)、包装用資材、偽装商標を発見し押収した。同社の書類や幹部の証言などから、これらの食品は中国から密輸されたもので、国内で包装し直されて市内のスーパーマーケット(フィビマート、インターメックス)や市場(フンフン市場、ホム市場)に出荷されていたことが分かった。
管理支局はこれらのスーパーや市場を検査し、タインティン社の商品を回収・焼却処分することにしている。同社は密輸品を国産に偽装していたほか、消費期限も変更していた。