ストライキ件数、年初3か月で220件に

2011/05/10 13:19 JST配信

 ベトナム労働総連盟によると、全国の労働争議件数は増加傾向にあり、2010年は年間で424件だったストライキ件数が、今年は年初3か月で220件に上っている。ラオドン紙電子版が報じた。

 ハノイ市では昨年は年間で19件だったが、今年は既に25件と大きく上回っている。同市労働連盟法律相談センターのグエン・ティ・タオ所長によると、労働争議の発生件数が多いのは、給与や手当ての額が改定される第1四半期と5月末から6月にかけての時期だという。

 労働争議の原因は、以前は解雇や労働契約の打ち切りが大半だったが、近年は給与、福利厚生、社会保険、労災補償などに関することが多い。このことは、労働者と使用者の関係の質が変化しつつあることを反映したものとみられている。労働傷病兵社会省は、裁判とは別に労働争議を和解で解決できるシステムの整備を目指している。

[Lao dong online, 20.4.2011 | 21:30 (GMT + 7), O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市労働傷病兵社会局は15日、2014年年初6か月に同市で労働災害が37件起き、37人が死亡、1人が...
 2011年は年初11か月で857件のストライキが発生し、前年の422件の2倍以上に急増した。労働傷病兵社会省...
 ホーチミン市輸出加工区・工業団地管理委員会(HEPZA)のグエン・タン・ディン副委員長によると、市内の...
 ハノイ市チュオンミー郡フーギア工業団地にあるザイドゥック特別資材会社で23日、ストライキ中の労働者...
 年初2か月に全国で70件のストライキが発生した。1日当たり1件を超えるストライキが起きたことになる。6...
 2011年旧正月(テト)賞与に対する不満で南部地方の外資系企業でストライキが多発している。27日付ベトナ...
 北中部タインホア省タインホア市のレーモン工業団地にある台湾系企業のサンジェードベトナム履物有限会...

新着ニュース一覧

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
トップページに戻る