国家栄養院はこのほど、ベトナムの人口の約6%が糖尿病を患っており、糖尿病患者の増加率は世界ワーストの水準と発表した。13日付ティエンフォンが報じた。
一般的に糖尿病は成人病の一つに数えられる。統計によると、ベトナムの糖尿病患者は30~64歳の比率が2.7%だった。しかし、最近では5~10歳の糖尿病患者が増加傾向にあり、なかには生後2か月の新生児までいるという。
さらに糖尿病患者の65%が病院で診断されるまで、病気を自覚しておらず、既に糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などの合併症を引き起こしているケースが多いという。糖尿病治療には時間とお金が掛かかる。患者のなかには治療費を工面するため、親族や友人から治療費を借りたり、私財を売却しなければならない者もいるという。