親族に売られた児童労働者の悲惨な実態

2012/08/09 06:17 JST配信

 ホーチミン市人民評議会とホーチミン市テレビ局(HTV)は5日、ベトナムの児童労働に関するシンポジウムを共催した。この中で、日常的に暴力や性的虐待を受けている児童労働者の現状が報告された。6日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。

(C) vietgiaitri.com
(C) vietgiaitri.com
(C) dntm.vn
(C) dntm.vn
(C) Dantri
(C) Dantri

 人民評議会によると、同市には1万5000人以上の児童労働者がおり、過酷な重労働を強いられている児童もいるという。同市ビンチャイン郡の労働局では、今年上半期だけで、6件の児童労働者虐待事件を摘発した。児童労働者たちは、低賃金で1日12時間以上も働かされ、与えられる食事は1日2回のみ。それも即席めんなどの粗末なものばかりだ。虐待にあうことも珍しくないという。

 児童労働者が働いているのは殆どが営業許可を取得していない小規模な作業所だ。作業所の経営者は、立ち入り検査をされた場合に備えて、児童らの親族や保護者との間で、「作業員見習い契約」という名目の人身売買契約を結んでいることが多い。

 同市労働傷病兵社会局によると、上半期に市内の小規模作業所100か所の立ち入り検査を行い、児童労働者を違法に働かせていた33か所の作業所に行政処罰を下した。しかし、こうして児童労働者を助け出した後も親族や保護者は別の作業所と売買契約を結び、再び児童を働かせるケースが多いという。同局は、違法な児童労働に対する処罰の厳格化などを提案している。

[ Huy Thinh, Tienphong, 07:13 (GMT+7) 06/08/2012U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 労働社会科学研究所が2012年に実施した調査結果によると、ベトナムでは5~17歳の児童の9.6%が労働に従...
 労働傷病兵社会省はこのほど、未成年者の就労規制と15歳未満の児童の就労許可に関する通達を発出した。...
 英国の国営放送局BBCによると、多くのベトナム人少年や少女が人身売買グループの餌食になっており、英...
 北中部トゥアティエン・フエ省在住の親達から4人の子供を預かって花売りの仕事をさせ、売り上げが悪い...
 ホーチミン市労働傷病兵社会局社会援助室は1月17日、同市内で約600人の児童労働者が劣悪な労働環境の中...

新着ニュース一覧

 トー・ラム書記長とファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長は、ラオスを同時訪問した。...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)とホ
 ハノイ市のハノイ師範大学はこのほど、日本でのベトナム語能力検定試験とベトナム語能力証明書の発行に...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン旧市街のバクダン(Bach Dang)通りにある小さな店の前で...
 ハノイ市科学技術局は3日、ハノイ技術取引所(HanoTEX)とデジタル転換市場(DTMarket)を立ち上げた。これ...
 韓国教育省傘下の国立国際教育院は3日、ベトナムで2026年から韓国語能力試験(TOPIK)の成績を大学入学に...
 政府は4日、決議第9号/2026/NQ-CPを公布し、食品安全法をガイダンスする1月26日付けの政令第46号/2026/...
 トー・ラム書記長の特使として中国を訪問したレ・ホアイ・チュン外相は4日、習近平(シー・ジンピン)総...
 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は4日、シンガポールに駐在員事務所を開...
 東北部地方クアンニン省人民委員会はこのほど、ハノイ~クアンニン間高速鉄道プロジェクトの投資方針を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ダナン市人民委員会は、2026年のテト(旧正月)期間中のロン橋(ドラゴン橋=ドラゴンブリッジ)の噴水・フ...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」は、アジア太平洋(APAC)地域にお...
 ホーチミン市人民委員会は、テト(旧正月)を祝うイベントの一環として、「ブックストリートフェスティバ...
 財政省は3日、証券取引や情報開示などの規定を改正する通達第8号/2026/TT-BTCを公布した。外国人投資家...
トップページに戻る