ベトナムの高校生、「性」に関する知識に乏しい

2012/10/05 15:30 JST配信

 ホーチミン市師範大学教育心理学部のチャン・ティ・フオン博士はこのほど、同市の保健教育の状況に関する調査レポートを発表した。このレポートは同市4区グエンチャイ高校、5区師範大学付属高校、11区グエンヒエン高校の生徒223人を対象にアンケート調査を行ったもの。29日付タインニエン紙(電子版)が報じた。

(C) Vietbao
(C) Vietbao

 同レポートによると、ベトナムの高校では保健教育の時間を殆ど設けておらず、生徒は性や生殖に関する知識が不足しているという現状が明らかになった。また、保健教育を行っている学校でも、カリキュラムが整備されていないため、効果的な教育ができていない。

 教師は保健教育に関する知識と準備が不足しているため、適切な助言ができず、曖昧な回答でお茶を濁すことが多い。生徒らは、◇婚前交渉、◇性的虐待、◇望まない妊娠、◇中絶といった社会問題に関心があるものの、助言を求める相手がいないのが現状だ。

 生徒らは、これらに関する知識を求めて、友人に相談したり、インターネットで調べたりしているが、雑多な情報が氾濫しているため、何が正確な情報なのか判断できないという。

 博士によると、ベトナムの未成年(15歳~19歳)の中絶件数は年間約30万件。この数字は、東南アジアで最多、世界でも5番目に多いという中絶大国だ。博士は「中絶を受ける女性のうち、60~70%が高校生・大学生であるため、学校での保健教育は非常に重要だ」と述べた。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 多くの大学や短大で、学生が未婚のまま妊娠するケースはそれほど珍しい話ではなくなっている。妊娠しな...
 保健省は27日、出生数低下のための対策に関する専門家との会合で、ベトナムの青年及び未成年のうち44%...
 14~24歳の青少年の性体験率は69.2%で、初体験は高校の卒業前後の場合が大多数。国際教育科学文化機関...
 インターネット上の墓地「www.nhomai.vn/」が、妊娠中絶を経験した両親たちから密かに人気を集めている
 「中絶をしたいのだけど、大きな病院に行くのは知り合いに会う恐れがあるのでちょっと」という女性が多...
 ベトナムの若い女性の多くが妊娠の仕組みを知らず、初潮の際にパニックに陥っていることが、キンバリー...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
 ハノイ市警察は19日、「リゾート会員権」の販売を装った大規模な詐欺事件について、推定被害総額が2兆7...
 ホーチミン市人民評議会は19日、2026年半ばの定例会議を開催し、交通や都市整備など多数の重点インフラ...
トップページに戻る