ベトナム女性連合会はハノイ市で19日、「家庭内暴力(DV)防止に向けた取り組みにおける男性の役割」と題したシンポジウムを開催した。同シンポジウムには、北部6省の女性協会、農民協会の会員ら約200人が参加した。19日付ベトナムプラスが報じた。
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シンポジウムでは、参加者自らが家庭内で受けた、又は起こしたDVについて語り、互いの経験を共有することで、DV防止への道を模索した。国内のDVに関する調査では、統計総局が2010年に実施した統計がある。それによると、既婚女性の3人に1人が夫から肉体的・性的暴力を受けた経験があると回答している。
専門家らはDV防止を実現するためには、女性が自らの権利やDV被害に遭った場合の対処法について意識を向上させると共に、男性が幸福な家庭環境を創造する上での自らの役割と責任を自覚する必要があるとしている。
なお、国内では最近、「妻を愛する夫の会」や「家事の出来る夫の会」などユニークなクラブを設立する動きがある。こうしたコミュニティーを通じて、各家庭が交流しながら家庭問題などについて理解を深め、DV防止に繋げようとする活動が全国で展開されている。