国際労働機関(ILO)が7日にスイスで発表した「世界賃金報告2012/2013」によると、ベトナムの2006年~2010年の平均賃金上昇率は26.8%であった。7日付ガフィンが報じた。
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報告によると、世界的に景気が低迷する中、2011年の世界の平均賃金月額は1.2%増、2007年比で3%減、2010年比2.1%増と低い伸び率だった。一方ベトナムは、インフレが急速に進む中、賃金上昇率12.6%という高水準を維持。ILOの専門家は、ベトナム政府がここ数年、最低賃金を賃金レベル引き上げのための道具として使っている、と指摘している。
また、世界的に縮小傾向にある性別による賃金格差について、ベトナムは世界でも数少ない格差拡大国となっており、1999年~2007年と2008年~2011年を比較すると、約2%拡大した、としている。
※最終更新:2012年12月13日10:46JST