最近、メコンデルタ地方ティエンザン省ミトー市で悪臭の被害が深刻化している。特に朝晩は臭いがきつくなり、同市チュンアン村の一部の地区では、吐き気を催す人や食べ物が喉を通らないといった人が増えている。25日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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同省の資源環境局がミトー工業団地で大気汚染状況を調査したところ、トゥアンフォン有限会社など複数の企業の排気量が基準値の5倍に上り、同工業団地周辺で採取した7か所の大気サンプルのうち4か所のサンプルから基準値を超えるNH3(アンモニア)濃度が測定された。
資源環境局は悪臭の主な原因として、◇ロイヤルフーズ有限会社、◇ベトナムユニオン有限会社、◇バダビナ有限会社、◇ユニプレジデント社などが生産能力を当初の10倍以上に増強しながらも排気処理システムを改善しなかったことなどを挙げている。