大波でボートが転覆、救助が遅れ乗客ら9人死亡

2013/08/05 17:50 JST配信

 2日午後7時ごろ、ホーチミン市カンゾー湾リーニョン村沖で乗客28人と乗組員2人を乗せたボートが大波を受けて転覆し、船長を含めベトナム人9人が死亡する事故が発生した。5日付トゥオイチェー紙(電子版)などが報じた。

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 救出された乗客は、ペトロベトナムガス[GAS]傘下ペトロベトナム石油鋼管製造会社で働く作業員やドイツ人エンジニアなどで、同僚の結婚式に出席するため、ボートを借りて東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市に向かう途中で事故に遭った。

 事故発生当日は台風の影響により、波が強くなっていた。この他、ボートの定員は12人となっているが、転覆時には乗客・乗組員合わせて30人が乗っており定員超過の状態だったことなども事故の原因と見られている。

 関係者らによると、転覆したボートはバリア・ブンタウ省国境警備隊の所属となっているが、ベト・チェコ社へメンテナンスに出す過程で無断で貸し出されたという。関係会社各社の責任者はリースが個人間で行われたもので、会社は一切責任を負わないとしている。このボートはもともとパトロール用のボートであり、乗客輸送用の仕様になっていなかった。そのため、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)が搭載されておらず、救助開始が大幅に遅れた。

 乗客らによると、転覆したボートにしがみついて、救助を待っていたが、波にのまれて一人また一人と流されていったという。国内では、救助活動が迅速に行われていれば、これほどの被害は出なかったのでは、との声が多く挙がっている。

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