南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)とチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)のベトナムの領有権に関する学習マンガの第1巻が、25日にホーチミン市で発売された。政府ウェブサイトが報じた。
(C)Bao dien tu chinh phu、マンガ第1巻 |
ファンティ社が発行している人気マンガ「神童ダットベト」シリーズの一環で、登場人物達が両諸島の領有権に関する歴史について史料を引用しながら解説する。全部で10巻構成。第1巻では、グエン(阮)朝時代の皇女と共に両諸島を紹介し、グエン朝時代にベトナムの領有権が確立されたことを描いている。
12月に発行される予定の第2巻では、中国がかつて両諸島のベトナムの領有権を認めていたことを示す史料を引用して解説する。このマンガの監修に携わった歴史家のグエン・ニャー氏は、若い世代に両諸島の領有権に関する知識を普及するための第一歩になると話した。
ファンティ社はこの機会に、マンガ第1巻200冊をチュオンサ諸島で暮らしている子供達にプレゼントした。