ハノイ:定年退職した医師らが支える無料診療所

2013/10/24 10:30 JST配信

 ハノイ市で20年以上、無料診療所を続けている医師がいる。この診療所は、女医のチュオン・ティ・ホイ・トーさん(80歳)が定年退職後に設立したもので、ホアンマイ区のザップバット小学校内にある。22日付インフォネットが報じた。

(C)Infonet
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 トーさんは、紅河デルタ地方ナムディン省医療短期大学の副校長職を1992年に定年退職した。多くの診療所から再就職の声をかけられたが、定年後は貧しい人々の役に立ちたいと心に決めていた。ハノイ市ハイバーチュン区赤十字協会に参加し、おんぼろ自転車で各地を回って貧しい人々を無料で診療した。

 そうしているうちにトーさんは、場所を決めて無料診療所を開けば、もっと多くの人を診療できると思い立ち、自分の年金や戦死者遺族恩給の一部を拠出して設備や医薬品を整えて立ち上げた。今では、病院を定年退職した80代の医師2人も加わって、3人で診療を行っている。

 数年前まで、処方する薬代はトーさんが負担していたが、最近は余った薬を送って支援してくれる人が国内外にいるという。病気が軽い場合は診療して薬を渡し、重い場合は別の専門病院を紹介している。

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