遺伝子組み換え作物の認定条件に関する通達草案で意見聴取

2013/10/29 12:08 JST配信

 農業農村開発省は現在、食品や家畜飼料に使用することのできる遺伝子組み換え作物認定書の発行・回収手続きを規定した通達草案について、意見を聴取している。サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。

(C)Saigon times,Minh Sang
(C)Saigon times,Minh Sang

 草案によると、ベトナムで食品や家畜飼料に使用する遺伝子組み換え作物を販売しようとする企業は、◇農業農村開発省、◇科学技術省、◇資源環境省、◇保健省、◇商工省、の5つの省庁の承認を得なければならない。また、認定を得ようとする遺伝子組み換え作物が、5か国以上の先進国で食品や家畜飼料への使用が許可され、これまでに問題が生じていないものでなければならない。

 現在国内では、遺伝子組み換え開発企業のモンサント(米国)とシンジェンタ(スイス)が農業農村開発省の許可を得て、遺伝子組み換えトウモロコシの栽培実験を行っているが、これには科学者の間でも賛否両論がある。

 農業農村開発省は2011年末から遺伝子組み換えトウモロコシの栽培を拡大する計画だったが、反対意見があることから2013年に延期。さらに、遺伝子組み換え作物の使用許可に関する規定が未だないとして、計画を2015年に先送りしている。

[Saigon times online,11/10/2013, 23:32 (GMT+7),O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 農業農村開発省は、食品及び飼料の生産における遺伝子組み換えトウモロコシ4種の使用を認可した。国内...
 農業農村開発省は、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシのモデル栽培を◇西北部ソンラ省、◇紅河デルタ地方ビ...
 農業農村開発省はこのほど、遺伝子組み換え(GM)作物の試験栽培の最終結果はまだ出ておらず、国内での作...
 開発途上国での遺伝子組み換え(GM)作物の普及促進を目指す米国の非営利団体、国際アグリバイオ事業団(I...
 保健省食品衛生安全局は現在、遺伝子組み換え食品に対する成分表示の義務付けに向けた改定案を策定して...
 紅河デルタ地方ビンフック省で行われている遺伝子組み換えトウモロコシの栽培試験に関する会議がこのほ...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)のサイゴン動植物園でこのほど、20年越しの期待の末、フラミンゴのヒ...
 日越文化交流イベント「2025ベトナムフェスティバルin愛知 名古屋」が、11月8日(土)と9日(日)の両日、...
 ホーチミン市で4日、「サイゴンの文化遺産」をテーマにした2階建て観光バスが運行を開始した。サイゴン...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
トップページに戻る