クアンナム省の「さよなら橋」、5年間で地元住民16人が転落死

2014/08/26 14:34 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省ヌイタイン郡には、地元住民から「さよなら橋」と呼ばれている橋がある。タムティン村と第2タムスアン村の間を流れるチュオンザン川に架けられたマン橋のことだ。

(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress

 マン橋は、「橋」とは言うものの、本来は灌漑用導水路として1985年に建設された。通行を目的としていないため、全長300mにわたるこの導水路の幅はわずか0.8mと狭い上、勿論手すりなどもない。

 地元当局は、この導水路を通って川を渡ることを禁止しているが、向こう岸に渡るには、10kmも遠回りをしなければならないため、地元住民らは毎日、リスクを冒してでもこの導水路を渡っている。毎年、川に転落し死亡する人が後を絶たないため、地元当局は数年前に手すりを設置した。

 バイクで渡る場合には、バイクから降りて徒歩で渡るというルールがあるにも関わらず、それすらも面倒くさがる地元住民らは、サーカスのようにバイクを運転して、向こう岸に渡る。正確な統計は出ていないが、ここ5年間で少なくとも16人が「さよなら橋」を渡る途中に転落死しているという。直近では、8月19日にタムティエン村在住の42歳の女性が死亡している。

[Tien Hung, VNExpress, 08:36 (GMT+7) 24/08/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
トップページに戻る