AEC発足でベトナムの労働市場拡大、心配の種も

2014/09/08 14:26 JST配信

 国際労働機関(ILO)は4日、2015年末にASEAN経済共同体(AEC)が発足した後のASEAN域内での労働市場の変化に関する研究結果を発表した。それによると、域内で1400万人の雇用が新たに創出され、このうちベトナムが6分の1を占めると予想している。

 AEC発足後はASEAN10か国内で、技術レベルの高い労働者の移動やサービス、投資、貿易が現在より自由化される。ILOアジア太平洋地域総局の浦元義照局長は、ベトナムでは建設、交通運輸、繊維・縫製、食品加工の各分野で労働市場が拡大するとの見方を示した。

 ILOの経済社会問題の専門家フー・フイン氏によると、ハイレベル労働者の移動が自由化されるのは◇会計士、◇建築士、◇技師、◇歯科医、◇医師、◇看護師、◇調査士、◇観光士、の8業種に限られる。

 ILOは、ベトナムでは2010~2025年に中レベル労働者の雇用需要が+28%増加すると予想しているが、今のところ職業訓練を受けていない低レベルの労働者が82%を占める。ILOベトナム事務所のジョルジュ・ジラクズキ(Gyorgy Sziraczki)所長は、「ベトナムの若い労働者の雇用機会は拡大するが、低レベル労働者にとってはこのチャンスをつかむことが難しくなる」と警告している。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 2015年末にASEAN経済共同体(AEC)が発足し、形式的には一部の業種で労働者の移動が自由化された。しかし...
 労働傷病兵社会省がこのほど発表した失業率に関する最新レポートによると、2014年第1四半期の失業者の...
 国際労働機関(ILO)ベトナム事務所は、2013年第4四半期(Q4)の雇用動向調査の結果を発表した。失業率は1....
 統計総局は23日、2013年の経済社会統計を発表した。2013年の失業者数は105万3000人で、このうち15~24...
 国際労働機関(ILO)が8日に発表した「世界青年雇用動向2013」は、世界の青年層の失業率が今年13%近くま...

新着ニュース一覧

 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
 ベトナム共産党のトー・ラム書記長は17日、新時代における首都ハノイの建設・発展に関する政治局決議第...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年における信頼性の高い不動産デベ...
 ハノイ市人民委員会は20日午前、環状2.5号線のジックボン(Dich Vong)~トゥオンディン(Thuong Dinh)区...
 ベトナムと日本の両国政府はハノイ市で20日、総額892億5600万円を限度とする円借款3件に関する書簡の署...
 在外ベトナム人国家委員会(SCOV)によると、現在、世界130以上の国と地域に約600万人の在外ベトナム人...
 地場の小売大手であるホーチミン市商業合作社(サイゴンコープ=Saigon Co.op)はこのほど、2026年の業績...
 国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(Sustainable Development Solutions Network=SDSN...
 スイスの高級時計ブランドであるIWCシャフハウゼン(IWC Schaffhausen)は18日、公式代理店パートナーで...
 国内最大手の格安航空会社ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、世界唯
トップページに戻る