ハノイ:日本支援のニャッタン橋など交通インフラ3案件、一斉に竣工

2015/01/06 06:00 JST配信

 交通運輸省は4日、ハノイ市で建設された◇ニャッタン橋、◇ノイバイ国際空港第2旅客ターミナル(T2)、◇ニャッタン橋とノイバイ国際空港を結ぶボーグエンザップ道路の合同竣工式を開催した。3案件への投資総額は合わせて約20億USD(約2400億円)で、主に日本の政府開発援助(ODA)を原資としている。

 ニャッタン橋(日越友好橋)は、ホン川(紅河)に架かる市内7つ目の橋。幅33.2m(8車線)、全長3755mで、うち主橋部の斜張橋の長さは1500mとなっており、5基の鋼管矢板基礎が設置されている市内最長の橋梁だ。両岸にあるアプローチロードも含めると、全長は8930mに達する。投資総額は13兆6260億VND(約770億円)。

 ノイバイ国際空港第2旅客ターミナルは、ベトナム最大の国際線ターミナルとして12月にソフトオープンした。地上4階・地下1階建て、延べ床面積は約13万9000m2。年間旅客処理能力は1000万~1500万人。投資総額は10億USD(約1200億円)となっている。

 ボーグエンザップ通りは、ノイバイ国際空港からニャッタン橋までを結ぶ全長12km、幅70~100mの幹線道路で、ドンアイン郡とソックソン郡を通過する。投資総額は6兆7420億VND(約380億円)。

 これら3案件が一気に完成したことで、ノイバイ国際空港だけではなく、北側の各工業団地から市中心部への移動距離が短縮されてアクセスが容易になると共に、市内の交通渋滞緩和に大きく貢献すると見込まれている。

 なお、同市交通運輸局は、ニャッタン橋における通行上の安全を確保すべく、歩行者及び動物牽引車の通行を禁止する。また、自転車、電動自転車、リヤカー等のついたバイクの通行は認められるが、通行可能な時間を22時~5時に限定し、強風や大雨の場合には通行を差し止めるという。

[Tuoi Tre等, 13:51 (GMT+7) 04/01/2015]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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