兵役法改正案を討議、大学生の兵役義務は一時免除に

2015/01/20 18:57 JST配信

 国会常務委員会は19日、兵役法改正案について審議した。様々な意見が出たが、フイン・ゴック・ソン国会副議長は、正規課程に在学中の大学生については兵役義務を一時免除し、兵役の対象年齢を27歳に引き上げる案を採用した。この他の青年の兵役対象年齢は現行の18~25歳を維持する。

(C)VnExpress
(C)VnExpress

 国会文化・教育・青少年・児童委員会のダオ・チョン・ティ主任は、採用された案にほぼ近い形で提案した。国会少数民族評議会のクソル・フオック議長もこの案に賛意を示し、在学中の兵役は避けるべきだとした。

 国会国防・安全保障委員会のグエン・キム・コア主任は、大卒者の入隊率が5%と低く、軍隊内でも専門知識が生かされていないと問題点を指摘した。また、大学生が自費で3か月間集中軍事教練を行えば、兵役義務を果たしたとみなす制度を提案した議員もいた。

 フン・クアン・タイン国防相は、兵役対象の青年を全て入隊させたいが、毎年対象者が700万~800万人増えるため、選ばれるのはほんの一部だと現状を説明。後者の案については、教練施設が不足していることや、経済状況によって不公平が生じることなどを挙げて反対する考えを示した。

[VnExpress,19/1/2015 | 11:05 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国会は19日、改正兵役法を賛成多数で可決した。2016年1月1日に施行される。  これにより、青年の兵...
 3日に開催された国会における兵役法改正草案についての審議で、フン・クアン・タイン国防相は、現行の...
 14日に開催された国会常務委員会における兵役法改正草案についての審議で、フン・クアン・タイン国防相...
 国防省及び教育訓練省はこのほど、徴兵免除に関する規定を訂正する通達第13号/2013/TTLT-BQP-BGDDTを発...
 国防省と教育訓練省はこのほど、徴兵年齢に達した国民男子の平和時における徴兵一時免除及び免除に関す...

新着ニュース一覧

 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
トップページに戻る