米国のロックフェラー財団(Rockefeller Foundation)はこのほど、「世界100都市のレジリエンス(回復力)促進のための100周年チャレンジ」事業で支援対象となる100都市を発表し、ベトナムから新たにメコンデルタ地方カントー市が選ばれた。
(C) thesaigontimes, Huynh Kim, 道路が冠水したカントー市ニンキエウ区 |
支援対象となる100都市は2013年と2014年、2016年の3回に分けて発表され、ベトナムからは2013年に南中部沿岸地方ダナン市が最初の33都市の1つとして選ばれた。日本からは、2014年に富山、2016年に京都の2都市が選ばれている。
同事業は、都市レジリエンス向上のために同財団が世界各国・地域の100都市を指定し、総額1億USD(約106億円)を出資するもの。選ばれた100都市は、レジリエンス向上や気候変動対策の策定などで、同財団から支援を受けることができる。