ホーチミン市では最近、多くの区が犯罪情報の提供や犯罪者の拘束を住民に奨励する報奨金制度を導入し始めた。報奨金は200万~1000万VND(約9570~4万7800円)の範囲内に収まるようだ。
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3区人民委員会はこのほど、犯罪防止基金を創設した。人民委事務局によると、財源は企業などから寄付金を募って集めることにしているが、既に毎年5億VND(約239万円)の寄付を決めた企業があるという。同区の報奨金の金額は、個人に対しては500万VND(約2万3900円)、組織には1000万VNDに設定されている。
10区人民委も同制度を導入した。同区では、貢献度合いに応じて報奨金額に200万~1000万VNDと差がある。12区は市内で先頭を切ってこの制度を導入した。12区の報奨金は200万~500万VNDで、逮捕に貢献のあった警察官にも500万~1000万VNDが贈られる。
警察から公認されているボランティア犯罪防止グループのあるメンバーは、この動きを歓迎するとした上で、「経験のない住民がうかつに犯罪者を捕らえようとすれば、思わぬ反撃に遭う恐れがある」と忠告している。