ハノイ市人民評議会は3日、2016年における市内の通りの命名・改名案及び全長調整案を全会一致で可決した。今回の案は、市内15の区・郡を走る33本の通りのうち18本に地名を、8本に人名を命名するというもの。
(C) tuoitre, Ha Thanh, チュオンサ通り |
(C) tuoitre, Ha Thanh, ホアンサ通り |
これにより、南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)及びチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)の名を冠した「ホアンサ通り(Hoang Sa)」と「チュオンサ通り(Truong Sa)」が正式に設けられることになった。
「ホアンサ通り」は、ドンアイン郡キムチュン村のタンロン工業団地向かいに位置するボーバンキエット通り交差点から同郡ビンゴック村のボーグエンザップ通り交差点までの全長4.8km、幅68mの区間となる。「チュオンサ通り」は、ボーグエンザップ通り交差点から同郡ドンホイ村のドンチュー橋までの全長7.3km、幅68mの区間となる。
今回、南中部沿岸地方クアンガイ省リーソン島の名を冠した「リーソン通り(Ly Son)」のほか、歴史学者・考古学者の故チャン・クオック・ブオン(Tran Quoc Vuong)氏、ベトナム人民軍政治総局主任や国家評議会副議長を務めた故チュー・フイ・マン(Chu Huy Man)大将、ベトナム語辞典の編纂を手掛けた学者の故グエン・ラン(Nguyen Lan)氏など、現代史における著名人の名前を冠した通りも誕生することになった。
なお、ホーチミン市ではニエウロック・ティゲー運河沿いの両側の道路に「ホアンサ通り」と「チュオンサ通り」の名が冠されている。