ホーチミン市5区在住の男性(32歳)が、蚊の媒介を主な感染源とする「ジカウイルス(Zika virus)」に新たに感染していたことが明らかになった。これにより、国内で感染が確認されたのは8人、ホーチミン市内だけで5人となる。
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今回の男性のほか、現在までに国内で感染が確認されたのは、◇南中部沿岸地方カインホア省在住の女性(64歳)、◇ホーチミン市2区在住の女性(33歳)、◇南中部沿岸地方フーイエン省在住の男性(27歳)、◇東南部地方ビンズオン省の女性(27歳)、◇ホーチミン市9区在住の女性(28歳)、◇同市2区在住の女性(22歳)、◇同市12区在住の女性(43歳)。
このほか、ホーチミン市及び南中部高原地方ラムドン省、カインホア省、南中部沿岸地地方ビントゥアン省を訪れたオーストラリア人と、ホーチミン市2区在住のドイツ人女性、メコンデルタ地方チャビン省を訪れた台湾人男性もそれぞれベトナム国内でジカ熱に感染したとみられている。いずれもベトナム滞在後に他国で感染が確認された。
これに先立ち、ホーチミン市人民委員会は18日午後、同市2区アンフー街区及び12区ヒエップタイン街区におけるジカ熱の流行を宣言した。