ホーチミン市予防医療センターによると、蚊の媒介を主な感染源とする「ジカウイルス(Zika virus)」のホーチミン市における感染者数が11月11日までに35人に上ったという。
ジカ感染が確認されているのは、市内24区・郡のうち13区・郡。中でもビンタイン区が7人と最も多く、続いて2区と9区がそれぞれ4人、ホックモン郡、タンフー区、4区、5区、ビンタン区がそれぞれ2~3人となっている。
ただし、この2週間で新たな症例数は減少傾向にある。当局は引き続き、広範囲に殺虫剤を散布するなど予防策を講じている。
市内では、ジカ熱感のほかにデング熱感染も流行している。3日時点のデング熱感染者数は前年同期比+10%増の1万5874万人となっているが、増加率は年初数か月の+80%超から減速している。