ハノイ:青少年の「笑気ガス風船」乱用、取り締まりに向け調査へ

2017/02/17 04:01 JST配信

 ハノイ市で14日、同市共産党書記とバーディン区党委員、関連当局による会議が開催され、青少年の間で乱用されるようになった新たな薬物について協議が行われた。

(C) Ngan Giang, Zing.vn
(C) Ngan Giang, Zing.vn

 バーディン区警察は区内における違法薬物の取り締まりについて報告し、市共産党書記はこれを評価する一方で、ここのところ市内で問題視されている「笑気ガス風船」について警察に状況確認を求めた。

 「笑気ガス風船」は吸引すると陶酔効果がある亜酸化窒素を入れた風船で、最近になり市内のバーや路上の飲食店で販売されるようになった。

 亜酸化窒素は全身麻酔に使用する医療用として輸入されており、違法薬物には指定されていないが、乱用すれば健康に害をもたらし、特に青少年の場合は被害が深刻になるとされている。

 同市共産党書記は同市警察と同市人民委員会に対し、「笑気ガス風船」について学校周辺での販売や青少年に対する販売の禁止、流通の制限について研究検討を進めるよう、また対策研究中も「笑気ガス風船」の販売者に対して販売を一時中止させるよう指示した。

[Thang Quang, Zing.vn, 15:31 14/02/2017, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 HIV/エイズ・麻薬・売春防止国家委員会の委員長を兼務するブー・ドゥック・ダム副首相はこのほど、通称...
 南中部沿岸地方ダナン市警察経済警察部は8日、同市リエンチエウ区ホアミン街区グエンタイビン(Nguyen T...
 ハノイ市をはじめとする大都市のバーや路上の飲食店で販売されている「笑気ガス風船」について、保健省...
 ハノイ市ホアンキエム区リータイトー通りにある喫茶店「スマイル2」で10日夜、外国人男性客が死亡する...
 ハノイ市タイホー区にあるホータイ・ウォーターパーク(Ho Tay Water Park)で16日午後に開催されたエレ...
 青少年の間での乱用が問題視されている薬物「笑気ガス風船」の大量摂取による健康被害で緊急入院を余儀...
 公安省麻薬犯罪調査局(C47)はこのほど、若者の間で使用や売買が広まっている「切手シート」型麻薬(ペー...
 幻覚剤の一種リゼルグ酸ジエチルアミド(LSD)を染み込ませた1.5cm四方の紙(ペーパー・アシッド)の売買や...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る