ホーチミン市1区で展開中の歩道の占拠物など都市秩序に違反した行為に対する取り締まりの一環として、取り締まりを指導する同区人民委員会ドアン・ゴック・ハイ副主席は24日、同区レロイ(Le Loi)通りにあるショッピングセンター「サイゴンセンター(Saigon Centre)」で歩道にせり出した同施設の軒(のき)部分の取り壊しを行った。
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鉄製の軒は全長100m、全幅4mで、ナムキーコイギア(Nam Ky Khoi Nghia)通りの歩道一帯を覆っていた。同施設の運営会社の責任者は、「軒は上層の工事現場から鉄材などが歩道に落下する危険に備えて市交通運輸局から許可を取って設置したもの。上層の工事も完了し、設置期限も過ぎているため、取り壊しには納得している」と述べた。
この軒は2016年12月29日まで設置が許可されていた。同区当局はこれまで3回にわたり、同社に対して設置期限の過ぎた軒を取り壊すよう求める内容の公文書を送付したが、同社が応じなかったため、強制的な取り壊しに踏み切った。これに伴い、当局は同社に800万VND(約3万9400円)の罰金を科したほか、取り壊しにかかった費用5000万VND(約24万6000円)を請求した。
ホーチミン市の各区では最近、1区当局がスタートした「歩道を取り戻せ」のキャンペーンに呼応して、各区人民委員会の指導者が現場に足を運んで歩道占拠に対する取り締まりを強化している。