市場の豚肉の80%がサルモネラ菌に感染、世界銀行の調査報告で

2017/04/03 16:40 JST配信

 世界銀行(WB)がこのほど発表した報告によると、ハノイ市ホーチミン市で採取した豚肉サンプルの30~40%がサルモネラ菌に汚染されていることが明らかになった。

(C) Tue Minh, VnExpress
(C) Tue Minh, VnExpress

 さらに、市場で販売されている豚肉の80%、衛生管理状態が基準を満たしていない小規模な屠殺場の豚肉の76%がサルモネラ菌に感染しているという。

 米国疾病予防管理センター(CDC)によると、ヒトはサルモネラ菌に感染すると12~72時間後から下痢や発熱、腹痛などの症状が現れ、通常は4~7日で自然治癒する。しかし、まれに菌血症や敗血症を合併することで重症化し死亡することもあり、特に免疫力の低い5歳以下の乳幼児や高齢者が重症化するケースが多いという。

 サルモネラ菌に対するワクチンはまだないため、感染予防には肉や卵を食べるときは十分に火を通すこと、生の肉や魚に手や調理器具で触れた後は洗剤でよく洗うことが大切だ。

 ベトナムでは年間に重度の食中毒が168件起きており、主な原因はサルモネラ菌や大腸菌とされている。また、食品安全衛生の改善に費やされている経費は年間1300万USD(約14億4300万円)に上る。

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