2017年4月上旬に東南部地方ドンナイ省ビエンホア市にある同省公安局の倉庫が放火され、同月下旬にホーチミン市タンソンニャット国際空港に爆弾を仕掛けられた2つの事件で、ホーチミン市人民委員会は27日、主犯格のダン・ホアン・ティエン被告(男・24歳)に禁固16年・保護観察5年の有罪判決を下した。
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同被告と協力して罪に問われていた他の被告13人も禁固5~14年・保護観察3~5年、ティン被告の恋人も執行猶予付き禁固1年6か月の判決を言い渡されている。
被告らは海外の反政府組織から資金を受け取り、同組織の指示のもとで火炎瓶を製造してテロ活動を行っていたとされる。公的機関や公共施設を破壊し、コミュニティでの認知を高めて影響力を拡大することが狙いだ。
ビエンホア市にある同省公安局の倉庫放火事件では、倉庫が全焼した。一方、タンソンニャット国際空港のテロ事件では、駐車場と国際ターミナルの2か所に爆弾が仕掛けられ、うち国際ターミナルの爆弾が爆発しD9ゲートが炎上した。いずれも怪我人は出なかった。