ベトナム初の「ミスMTF」、モデル・歌手として活躍中

2018/03/10 06:30 JST配信

 ホーチミン市でフリーのモデルとして活動するホアイ・サーさんの美しい容姿に優雅な仕草、腰まである長い髪に愛らしい笑顔を見て、彼女が1991年に男の子として生まれ、壮絶な少年時代を過ごしたブイ・ハイ・ソンさんだと知る人は少ないだろう。

(C)VnExpress
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 サーさんは男の子に生まれながら、幼いころから自身の奥底に「女の子」が存在することを感じていた。長い髪の毛を垂らしアオザイを着ることを好み、テト(旧正月)にはアオザイ姿で写真を撮ることを両親にせがんだ。年齢を追うごとに外見や仕草、歩き方、話し方が女性らしさを帯びてゆき、近所の子供たちには「おかま」「変態」とからかわれるようになり、思春期を迎えると、夜な夜な人知れず孤独に涙した。

 18歳になると音楽の才能が開花し、短期大学に入学し1人暮らしを始めた。初めての1人暮らしは困難もあったが、自分らしく生きられることに心地よさも感じたという。サーさんは洋服から歩き方、話し方に至るまで「女の子」に変えていった。

 ある時、性転換をはじめとするいかなる手術も受けていないMTF(Male to Female=身体的には男性であるが性自認が女性)のミスコンテストが開催されることを知り、サーさんはすぐに申し込むことを決意した。約1か月の準備期間にサーさんはより女性らしい身体を目指して女性ホルモンを使い始めた。女性ホルモンを使用すると肌に艶が出て髭や体毛は薄くなり、身体には丸みが、声にも柔らかさが出てきた。スタイルを保つためにウォーキングも欠かさない。

 2015年にベトナムで初めて開催されたMFTのミスコンテストで、サーさんは高いコミュニケーション能力や英語での歌唱が評価され、見事ミスMFTを受賞。鼻・顎・豊胸の整形手術パッケージが授与された。サーさんは身長171cm、スリーサイズは上から88・58・88cmとスタイル抜群だ。サーさんは1年程前に、本当の女性として生きていくために性転換手術を決意した。

 ミスMTF受賞後、サーさんの生活は一変した。歌謡ショーやファッションショーに多数出演し、商品やイベントの広告モデルもこなす。そんなサーさんは現在、ホーチミン市に住む外国人実業家の男性と交際中だ。

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