ハイフォンの女性実業家、身寄りのない高齢者と子供向け施設を開設

2018/05/05 06:28 JST配信

 紅河デルタ地方ハイフォン市ダンザン街区ラックチャイ通り54/241B番地(54/241B Lach Tray St., Dang Giang Ward, Hai Phong City)でこのほど、市内の女性実業家ダン・ティ・ミン・タオさんが30億VND(約1440万円)を投じたホームレス・ストリートチルドレン向けの施設「愛情の家―Ngoi Nha Yeu Thuong」が竣工した。

(C) Giang Chinh, VnExpress
(C) Giang Chinh, VnExpress

 敷地面積は200m2で、1階には身寄りのない高齢者向けの部屋が2つあり、各部屋にはベッド8床、トイレ、エアコン、扇風機、テレビ、個人用ロッカーが備え付けてある。2階は身寄りのない子供向け、3階は経済的に困難な状況に置かれている学生たち向けの部屋となっている。

 各階の中央には台所と食堂があり、入居者は一緒に食事をとる。竣工後、施設には身寄りがなく路上や橋のたもと、市場などで寝泊まりしていた高齢者6人(男性5人、女性1人)が入居した。

 社会には依然として困難な生活を強いられている人々が多く、少しでも助けになるようなことがしたかったとタオさんは施設を建設した思いを語る。入居した高齢者は亡くなるまで、子供は学校を卒業して自立するまで無料で施設で暮らすことができる。貧困学生については宿泊費が無料で、食費を収めることになっている。

 施設の運営費用はタオさんが負担し、清掃や炊事、入居者の身の回りの世話をするスタッフを1人雇用している。また、昼食と夕食は市内の食堂が無償で食事を提供している。

 入居した高齢者6人が市内の病院で健康診断を受けたところ、85歳の男性は前立腺腫瘍、61歳の男性は結石が長期にわたり体外に排出されなかったことによる重度の膀胱炎と診断され、入院手術が必要となった。病床で手術を待つ膀胱炎の男性は「私は死んだも同然だったのに、タオさんの心遣いに感動しています」と話す。

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