ホーチミン:4つの名前を持つ24時間営業のベトナム風中華麺店

2018/08/18 05:55 JST配信

 ホーチミン市ビンタイン区24街区ソービエットゲティン(Xo Viet Nghe Tinh)通り33番地のミー(ベトナム風中華麺)店「グエンロイ(Nguyen Loi)」は、店名に3つの正式名称と1つの通称を持つ「名だくさん」の店として界隈で有名だ。

(C) Luu Tran, Thanh Nien
(C) Luu Tran, Thanh Nien

 華僑の店主が商う同店は、店先に立つ木製の屋台車に「グエンロイ」と書かれているほか、店舗の軒下には「カムビン(Cam Vinh)」、「カムグエン(Cam Nguyen)」と書かれた2つの大きな看板が下がっている。また、24時間営業であることから常連客の間では「戸なし中華麺店」とも呼ばれている。

 店内はステンレス製の机と椅子が壁に沿って配置され、奥の細い通路では店員がエビシュウマイや水餃子、ワンタンなどを包んでいる。コシのある麺は小麦とアヒルの卵、かん水で練り上げられ、先代直伝の透き通ったスープは豚骨と牛骨を6対4の割合で、調味料を加えて8~10時間かけて取っている。

 屋台車には麺にもやし、チャーシュー、エビ、調味料がきれいに並べられ、注文が入ると店主が2玉の麺を沸騰した鍋に放り込む。麺に火が通ると丼に移し、レタスやバジル、ニラ、もやし、チャーシュー、挽き肉、エビ、うずらの卵を乗せる。さらにコショウとフライドオニオン、カリカリに揚げた豚脂を振りかけ、最後にスープを注ぐ。汁なし麺を注文した場合は、麺の入った丼とは別のお椀にスープが入れられる。

 汁なし麺はサテー(ベトナム風ラー油)や醤油などの調味料をたらして具材とよく混ぜれば、麺に具材やタレがしっかり絡む。汁麺はコクのあるスープにハーブやフライドオニオンなどの香りも加わりまた違った味わいだ。

 同店は先代が1962年に夫婦で始めて今年で56年になる老舗だ。先代の後は親族一同で仕入れや調理などを交代で担い、店を閉めることなく24時間フル稼働している。メニューは3万~5万VND(約140~240円)。

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