デモ法関連で「誤報」を掲載したとして7月16日から3か月の活動停止処分を受けていた大手新聞「トゥオイチェー(Tuoi Tre)」の電子版が17日、3か月ぶりに記事の配信を再開した。
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再開を機に新たなインターフェースを導入し、さらに読者に対して「自らを見直し、ジャーナリストとしての倫理観を持ち、前向きに進んでいきたい」とのメッセージを掲載した。
トゥオイチェ―電子版は、情報通信省傘下報道局の決定により、3か月の活動停止処分と2億2000万VND(約108万円)の罰金処分を受けていた。
処分の理由は、2018年6月19日付けの記事で「チャン・ダイ・クアン国家主席がホーチミン市選出の国会議員として市民対話で『デモ法を策定する必要があるとの市民の意見に賛同し、国会への報告を約束した』と発言した」と掲載したため。これは「事実でない情報で、非常に深刻な影響を及ぼした」とされている。
トゥオイチェー紙はベトナム共産党傘下のホーチミン共産青年同盟(青年団)ホーチミン市支部の機関紙として1975年に設立された。紙媒体の発行部数は国内トップで、信頼性が高く政治・社会面で最も影響力のある新聞として知られている。