ハノイ市中心部のホアンキエム湖では毎朝8時30分から10時30分にかけて、60~80歳の女性ら30人ほどがヒップホップの軽快な音楽に合わせてダンスを練習し盛り上がっている。
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高齢者に適している運動は軽く易しいものと考えがちだが、ここに集まるメンバーはキレのある動きでヒップホップやエアロビクスの練習に興じている。8年前にダンスグループ「ビッグトウ(Bigtoe)」のリーダーのグエン・ベト・タインさんに師事したレッスンに始まり、現在ではメンバーのほとんどがヒップホップをマスターした。
メンバーの中には、膝痛に悩まされていたが、毎朝バスで通いヒップホップを練習するようになってからは痛みが和らいだだけでなく、体調も心も若返ったと話す人や、曲がっていた腰が真っ直ぐ立てるようになったと話す人もいる。
ヒップホップ歴7年の67歳のメンバーは、体内年齢を調べると実年齢より10歳も若い結果が出たという。毎朝のヒップホップはハノイ市民の年配の人々の体力づくりはもとより、心身ともに若返りの秘訣になっているようだ。