ホーチミン市人民委員会は4日、1区人民委員会のドアン・ゴック・ハイ副主席を、同市人民委員会傘下のサイゴン建設総公社(Saigoncons=SGCC)の副社長に任命した。
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同市人民委員会庁舎で行われた式典で、同市人民委員会チャン・ビン・トゥエン副主席がハイ氏に花束を贈ると共に決定書を手渡した。
しかし、ハイ氏は式典直後に庁舎を後にし、同日に副社長の職を辞任した。
ハイ氏は辞任届の中で、「建設や建築に関する知識を一切持っていない私を建設会社の副社長に任命するのはでたらめな決定だと言わざるを得ない。以前は私をジュエリー会社の社長や、食品安全衛生副委員長に任命するという話もあった。こうしたむやみな人材配置は名誉棄損だ」と述べた。
辞任の理由について「知識も経験もない分野で要職についても業務をきちんとこなすことができない。これにより甚大な被害をもたらし、党の尊厳を損なう可能性もある」と説明した。
ハイ氏は2017年から「歩道を取り戻せ」のスローガンを掲げて1区における歩道の占拠物など都市秩序に違反した行為に対する取り締まりを実行していた。
2018年には「取り締まりの成功には関連機関の団結が不可欠だが、そうした環境が整わず役割を果たすことができなかった」として辞任届を提出したが、受理されなかった。
同氏はハノイ市出身で、1969年生まれの50歳。法学と社会学の学士号、政治学修士号を有し、1区カウオンライン街区人民委員会主席、1区党検査委員長、1区人民委員会副主席を歴任している。