2030年までの持続可能な開発目標、行程表を公布

2019/06/11 16:24 JST配信

 グエン・スアン・フック首相は4日付けで、2030年までの持続可能な開発目標17項目の達成に向けた行程表に関する首相決定第681号/QD-TTgを公布した。

(C) baodautu
(C) baodautu

 17の目標は、

◇飢餓を撲滅、食糧安全保障を確保、栄養を改善、持続可能な農業を推進◇全ての場所で全ての形の貧困を撲滅

◇国民の健康的な生活を確保、年齢を問わず国民の福利を向上

◇質の高い公平で包括的な教育、生涯にわたる学習機会を促進

◇男女平等を達成

◇子供を含めた女性の権利と機会を向上

◇持続的・包括的・継続的な経済成長を確保

などで、国際連合(国連)の持続可能な開発目標(SDGs)とほぼ同じ内容となっている。

 同決定には、目標の達成に向けた行程表が盛り込まれている。

 「飢餓を撲滅、食糧安全保障を確保、栄養を改善、持続可能な農業を推進」に関する目標では、2020年までに飢餓を基本的に解決し、2025年までに飢餓を撲滅する。また、2030年までに農業分野の労働生産性を1.5倍に向上させ、農村部の住民1人当たり年間所得を2020年に4300万VND(約20万円)、2025年に6000万VND(約28万円)、2030年に9000万VND(約42万円)に増やす。

 なお、「持続的・包括的・継続的な経済成長を確保」の目標では、2020~2030年の国内総生産(GDP)の年平均成長率を+5.0~6.0%、国民1人当たりGDPの年平均成長率を+4.0~4.5%、 労働生産性の平均伸び率を+5.0%とする。

[Baodautu 08:40 09/06/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 2019年の持続可能な開発目標指数(SDGs)の達成度レポートで、ベトナムは前年から3ランクアップの54位に...
 2030年までの持続可能な開発目標17項目の達成に向けた行程表に関する首相決定第681号/QD-TTgの中で、グ...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る