恋人の冤罪でっち上げ、知人に加担した元警察官を起訴へ

2019/09/09 15:39 JST配信

 ハノイ市で2016年に発生した男女間のトラブルによる冤罪でっち上げ事件で、同市公安局は検察側に書類を送致し、知人である主犯格の女に手を貸した元警察官のグエン・ティ・ブン容疑者(女)を「麻薬違法所持」および「誹謗中傷」の容疑で起訴するよう要請した。

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 この事件は女が恋人の男性に濡れ衣を着させる目的で男性の車の中に麻薬を置いたというもので、ブン容疑者は麻薬の調達などで事件に加担したとされる。

 主犯格であるグエン・ティ・バン容疑者(女・37歳、タイホー区在住)と、冤罪被害に遭ったN・V・Tさん(男性・44歳、同区在住)の2人は、入籍はせず同棲していたが、財産をめぐって紛争が続いていた。

 嫉妬深くTさんが不倫しているのではないかと疑ったバン容疑者は、知人で公安省密輸密売防止警察局の上尉を務めていたブン容疑者に悩みを語り、「(Tさんの)車に麻薬を置けば彼を逮捕できるか」と尋ねたところ、ブン容疑者は「できる」と答えた。

 バン容疑者はブン容疑者に2億VND(約93万円)の報酬を支払い、2016年10月28日にブン容疑者が手配した何者かから麻薬を受け取ってTさんの車の中に置いた。

 Tさんは同日夜、市内で車を運転していたところ、警察に停車を求められて車の中を検査された。検査の結果、バン容疑者が置いた麻薬が発見され、逮捕された。しかし、警察はTさんと問題の麻薬とのつながりを証明することができなかったため、数日後の2016年11月4日にTさんを釈放した。

 Tさんは、自分の車に麻薬を置いたのは警察だと思っていたが、釈放後にバン容疑者の不審な動きに気付いた。バン容疑者とブン容疑者の2人の通話やメッセージを収集するなどして秘密裏に調べを進め、捜査当局に証拠を提出して捜査を要請した。

 ブン容疑者は既に党から除名され、上尉の軍籍を剥奪されている。

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