ホーチミンやメコンデルタ地方の大半、2050年に水没の恐れ

2019/11/04 13:17 ICT配信

 米国の気候研究機関クライメート・セントラル(Climate Central)がこのほどオンライン限定の学際的ジャーナル「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」で発表した論文によれば、2050年に海面上昇の影響を受ける人口は、これまでの予想より3倍も多いという。

イメージ画像
イメージ画像

 研究グループは衛星画像の分析に基づいて研究し、以前の予想は楽観的過ぎると指摘した。ベトナムについてみると、2050年には大潮の時に南部メコンデルタ地方のほぼ全域が水没する。ホーチミン市の大半も水没することになる。同地方には現在、ベトナムの人口の約4分の1に相当する2000万人余りが暮らしている。

 タイでは、現在人口の10%余りが生活している地域が、2050年に水没する恐れがある。以前は人口の1%と予想されていた。バンコク在住の国連の災害リスク軽減担当者は、気候変動が様々な形で各都市への圧力となると警告する。「地球温暖化の現象が多くの場所で発生するようになり、地方の貧困な農民が都市に職を求めに来るだろう」と予想した。

 中国の経済中心地である上海やインド最大の都市ムンバイも、同様に水没の可能性があると予想されている。

 

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 農業環境省が公表した「2025年版気候変動シナリオ」によると、2100年までに南シナ海全域の平均海面水位...
 米国の経済シンクタンクであるマッキンゼー・グローバル・インスティテュート(McKinsey Global Institu...
 「2050年にはベトナム南部メコンデルタ地方のほぼ全域とホーチミン市の大半が水没する恐れがある」。米...
 資源環境省が25日に発表した気候変動・海面上昇シナリオの最新版によると、21世紀末までに全国の多くの...

新着ニュース一覧

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年10月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.20%、前年同...
 米経済誌フォーチュン(Fortune)と「働きがいのある会社」に関する調査・分析・支援を行うGreat Place T...
 国防省傘下の政府暗号委員会と同省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市ゴックハー街区(phường Ngọc Hà、旧バーディン区)に暮らすゴックさん(...
 政府は、一般労働者向けの地域別最低賃金を規定する政令第399号/2026/NĐ-CPを公布した。同政令は...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2026年10月に全国で新規設立された企業数は前月比+8....
 鉄鋼大手で多角化路線を歩むホアファットグループ[HPG](Hoa Phat Group)
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の202
 財政省傘下統計局(NSO)によると、2026年1~10月期の小売売上高(推定値)は前年同期比...
 デンマークの靴製造大手エコー(ECCO)のベトナム現地法人、エコーベトナム(ECCO Vietnam)が会社解散を決...
 地場のクルーズ船運航会社アテナグループ(Athena Group)は10月31日と11月1日の両日、東北部地方クアン...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2026年1~10月期の海外直接投資(FDI)認可額は、前年...
 金融商品取引業などを手掛けるニュース証券株式会社(東京都中央区)は2日、リテールが強みの大手民間銀行
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、ハノイ市とモルデ
 南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(đặc khu Phú Quốc、旧キエンザ...
トップページに戻る